排尿の変化と備え方
相談件数が多いわりに、いちばん人に言わない領域です。だから対処が遅れます。
変化の種類
ひとことで「トイレが近い」と言っても、いくつかの型があります。型が違えば、相談すべき内容も変わります。
①回数が増えた。日中、または夜間。夜間に複数回起きる場合は睡眠にも影響します。
②急に強い尿意が来る。我慢しにくい。間に合わないことがある。
③出にくい・時間がかかる・切れが悪い。勢いが落ちた。
④力が入ったときに漏れる。咳、くしゃみ、重い物を持ったとき。
⑤残った感じがする。出し切れていない感覚。
自分がどれに当てはまるかを言葉にしておくと、受診時の説明が早く済みます。いつから、1日何回か、夜は何回かをメモしておいてください。
受診の目安
次に当てはまるなら、泌尿器科で相談してください。
・夜間に2回以上起きる状態が続いている
・外出や仕事に支障が出ている
・血が混じる、痛みがある(この場合は早めに)
・急に変わった
・出にくい状態が続いている
検査は問診と尿検査が中心で、必要に応じて超音波などを行います。思っているより短時間で終わります。
受診までの間にできること
①水分の取り方を見直す。減らすのではなく時間帯を変える。夕方以降を控えめに。
②アルコールとカフェインを減らす。特に夜間の回数に影響します。
③体を冷やさない。
④骨盤底筋を動かす。力が入ったときの漏れには、地道ですが有効とされています。
⑤記録をつける。時刻と回数を数日分。受診時にそのまま資料になります。
外出時の備え
受診しても、改善までには時間がかかります。その間の生活を止めないための備えは別に必要です。
・出かける前にトイレの場所を確認しておく
・長時間の移動では、通路側の席を取る
・少量用のケア用品を使う
ここで多いのが、「不安だから外出を減らす」という選択です。行動範囲が狭まると、運動量が落ち、体重が増え、症状にも影響します。備えて外に出るほうが、結果的に良い方向に働きます。
男性向けのケア用品を確認する
泌尿器科医師監修の商品です。掲載内容は公式サイトの公表値で、効果には個人差があります。
- 掲載内容は各社公式サイトの公表値です
- 効果には個人差があります
- 気になる症状は医療機関にご相談ください
ケア用品の選び方
選ぶ軸は4つです。
①吸収量。少量用から多量用まで幅があります。最初は少量用で足りることが多い。
②目立ちにくさ。厚み。外から分からないかどうか。
③消臭。気にする人が最も多い項目です。
④男性の体型に合っているか。形状が違うと、ずれや漏れの原因になります。
サイズや量が合っていないものを使うと、かえって不快になります。まず少量から試して、実際の量に合わせるのが失敗しない順序です。
なお、ケア用品は症状を治すものではありません。受診と並行して使うものだと考えてください。